散らかした後のお片付け。
子どもたちはおもちゃで部屋を散らかします。
ご飯や寝る前は自分たちで片づけたりもするけど、
そのあと、またすぐに散らかす。
散らかすといってもそれは大人が見たらそうなだけで
きっと、本人たちにとっては「散らかす」なんて思っていなくて
遊ぶ中で必要な「状態」なんだと思う。
派手に散らかす子どもたちは片づけないといけないなあと
思わなければとても微笑ましい。
その片づけるという作業。
これって現状に戻すだけで特に何かを生み出しているわけではない。
あった状態にするだけ。でも、
それを毎日くりかえしているうちに子どもは少しずつ大きくなっている。
成長に直接、関わっていないのに子どもは大きくなっている。
おもしろいなあと思う。
わっかという子どもの居場所つくりを地域でしている。
古民家で子どもたちが思いっきり遊ぶのを眺めている。
活動が終わったら始まる前の状態に戻るように片づける。
これを活動日のたびに繰り返している。
そうして少しずつここに来てくれる子供が増えている。
ぼくがしているのは片づけることぐらい。
でもこの場所は確実に場所としていい具合になってきている。
だから、片づけってとってもいいものだと思う。
子どもと関わっているとそれは、すぐにしないと
手に負えなくなってしまうからするんだけど
それだけじゃないものを感じさせてくれる。
片づけってすごいなあと思う。