しゃーないかな、このままで。

自分の好きなこと、居場所づくり、子育てなどで感じ考えたことを書いていきます。

折り目のある絵

次女(4歳)は、寝る前によく絵を描いています。

ぼくがいるテーブルに紙と鉛筆などをもってきて斜め前の席に座り、描き始めます。

ぼくは本を読んだりしているので、娘は一人で描きます。

 

そして描き終わると必ず、くるくるっと丸めて

『はい、プレゼント』とちょっと照れながらボクか妻に渡します。

どんな絵だろう?楽しみだなあ?なんだろうって本人の前で開けてみるとステキな絵には必ず折り目がついています。

本人は折り目があることは特に気にいていません。最初のころは

ああ、折り目ないほうがいいなって、ちょっと残念に思っていたんですが

今は折り目のある絵、いいなあ。って思います。

まだ、しばらく折り目はあるんだろうな、折り目も含めて楽しみです。

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こどもにいろいろな経験、も大事だけれど

少し前に米原市の発行しているものに書いた文章です。

 

 

子どもたちが、いろいろな経験をするには年齢が小さいほど周囲の大人が子どもを見守り、思いに応えることが必要になります。

しかし、忙しい日々、こどもをじっくりと見守り思いに応え続けることは難しいです。また良かれと思い、子どもが失敗しそうになれば、先回りして手助けをしたり、正しい方法を教えてしまいます。

また、「手伝って」と言われても後回しにすることもあります。でも、子どもの試行錯誤を見守り、必要な手助けをし続けると、子どもは自分の力で「できた」と感じ、最高の笑顔を見せます。

それは、子どもにとって素晴らしい経験になります。日常で見守り手助けをすることは難しいですが,週に1回でもできるといいなと思います。

大学での講義をしてきました。

「子育てにしんどさを感じたときに、親や周囲の人に頼るのはよくないという風に思わようにして、頼ってもいいんだなと感じた」

12月18日に滋賀県立大学での「地域づくり人材論」の講義をさせてもらい終わった後に頂いたレポートを読んでいて何人か書いていてくれたことです(文章、若干変更箇所あります)。

何人かがそう思ってくれたことが良かった。
しんどくなったとき、一人で抱え込まないで頼ってもいいんだと思ってもらえて、それが頭の片隅にでも残っていてくれて、そのときにどんな形でも思い出してもらえたら嬉しい。

ただ、子育てについて「頼る」というコトバを使うとボクはその言葉に含まれる「自分のマイナスを認めないといけない」という、しんどい感じがちょっと苦手なので「頼る」ということばに、そこまでのしんどさが入らないうちに周囲に寄り添う人ができていればいいなあと感じます。

講義をさせてくださった上田先生、聞いてくださった皆様ありがとうございました。

できなさ、違いがかわいい。

次女4歳は8歳のおねえちゃんのしていることをじっと見ていることがある。
そして、それをふとした時に真似をしている。
その真似をすることが、ちょっと、できなかったり、やり方が違うのを見ていると
ああ、かわいいなあって思う。
おねえちゃんのすることを真似しようとして、だいたい出来ているんだけど
ちょっと違う、その違いにボクが気づいたとき、ああ可愛い、って思う。

 

コップからコップにお茶を、うつしているのを真似しようとするんだけど
入っているんだけどゆっくり入れようとしたり、量が多すぎてこぼす。
でも、本人はうつし換えられた嬉しさで、ニコッとしている。
また、食パンの耳を全部取って、耳だけ後からコーンスープなんかにつけて食べるときも、
耳をとろうとして耳以外の食パン部分が大きく取れているんだけど
コーンスープがつけられて食べた嬉しさで本人はそんなことは、もちろんどうでもいい。

 

こんなふうに、次女のおねえちゃんのすることの真似ができるんだけど、ちょっと違う。
でも、本人はそんなことは全くお構いなし!っていうのを見られるのが嬉しい。

はじめてのおつかいみたい

冒険遊び場から我が家まで100mの一直線。
次女4歳が『じぶんでかえる』と言い長男2歳と2人で帰る。
とちゅう、ちょっとした交差点があったり、歩道がないことが
頭によぎり『パパも行く』というが『パパはいい』と断られる。

 
2人に見られないように、後をついて行くと、家に問題なく着き
『ままー』と大きな声が聞こえる。
あらかじめ妻には、2人だけで帰ることは伝えてあるが
『2人だけで帰ってきたの?』と妻が聞き、

2人はバタバタ足音を出して喜こんでいるのが聞こえたので
ボクは安心して遊び場に戻った。

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スラスラ話ができすぎた。

なぜ居場所づくりをしているんですか?と聞かれたことに対して
お答えをしているときに、なんだか言葉がスラスラ出てきてた。
それが、あまりにスラスラ出てきてたことに話しながら気づき
ああ、ちょっとこれはまずいな、と感じた。

自分が子育てをしていて感じた「しんどさ」から、
冒険遊び場をはじめて、そして今に至る過程を話していたんですが
嘘を言ったわけでは無いし、本心を話していないわけでもない。
自分の固有の経験を話をしているはずなのに、スラスラ話せたのが
なんだか上手に話せた感じがして、しっくりきていない。

上手に話すことなんて、きっと問題でなくて

その場で、相手に応答しながら話すことが大事なんだと感じる。

80歳のおばあちゃんの話。

80歳ぐらいの女性が、お話を聞かせてくれた。

まだ小学生だったころ、いまぐらいの時期は学校が終わると、すぐに家に帰り

お米の収穫が終わった後のモミを干すのを行っていたの。

そして、近くの神社のえびす講(祭り)が勤労感謝の日あたりにあってお手伝いのご褒美にと両親が

私たちを連れて行ってくれて服を買ってくれたり、うどんを食べさせてくれたの。

普段は、外でご飯を食べることもなかったし、服を買ってもらうことも無かったから、それが、

とても嬉しかった。

という話をきかせてくれた。

淡々と、嬉しかった出来事をお話をしてくださったのを伺っていて、暖かい気持ちになった。